【大学院の奨学金】日本学生支援機構(JASSO)の奨学金の概要と経験談

どうも、Dr.御餅月です!
本日は大学院進学時の日本学生支援機構(JASSO)の奨学金について大学院在学時の経験を交えて解説していきたいと思います。
参考:独立行政法人 日本学生支援機構 HP
- 大学院進学に際して奨学金制度の利用を考えている方
- 大学院在籍時に奨学金制度の実際の利用者の話に興味のある方

日本学生支援機構の奨学金とは?

日本学生支援機構(JASSO)は、日本国内の学生向けに奨学金制度を提供する公的機関です。経済的な理由で進学が困難な学生を支援し、教育の機会を広げる目的で運営されています。 奨学金には大きく分けて 給付型奨学金 と 貸与型奨学金 の2種類があります。
- 給付型奨学金(返還不要):主に低所得層の学生を対象とし、学費や生活費の支援を行う。
- 貸与型奨学金(返還必要):第一種(無利子)と第二種(有利子)があり、卒業後に返還義務が発生。
大学院生向けの奨学金は、原則として貸与型であり、留学生向けには給付型奨学金が提供されるなど、対象者によって制度が異なります。
ここでは貸与型の奨学金に着目して話を進めていきます。

実際に筆者が借りていたのは、貸与型奨学金の第一種を借りていたよ!
社会にでて化学メーカーに無事就職できて絶賛返済中だけど無利子奨学金だったから負担は重くないよ!
貸与型奨学金の種類と貸与額

大学院生向けの貸与型奨学金には、修士課程と博士課程で利用できる種類や貸与額が異なります。それぞれの特徴を以下にまとめます。
修士課程
- 第一種奨学金(無利子)
- 貸与額:月額 5万円または8万円 を選択可能。返還免除制度あり
- 特徴:無利子で経済的負担が軽減される。
- 第二種奨学金(有利子)
- 貸与額:月額 5万円、8万円、10万円、13万円、15万円 の中から選択可能。
- 利率:固定金利または変動金利を選択可能。
- 特徴:広範囲の貸与額が選べるが、卒業後に利息が加算される。
博士課程
- 第一種奨学金(無利子)
- 貸与額:月額 8万円または12.2万円 を選択可能。
- 特徴:修士課程に比べて高額の貸与が可能。返還免除制度あり。特に優れた業績を認定された場合、返還免除内定制度あり。
- 第二種奨学金(有利子)
- 貸与額:月額 5万円、8万円、10万円、13万円、15万円 の中から選択可能。
- 利率:固定金利または変動金利を選択可能。
- 特徴:修士課程と同じく幅広い選択肢があるが、利息が発生。

自分は博士課程の最初に2年間だけJASSO奨学金を借りていたよ!
第一種奨学金で月8万円、貸与を受けていたよ!
修士課程では比較的低額な貸与が主流である一方、博士課程では研究活動に伴う高額な支援が求められるため、貸与額が修士課程よりも高く設定されています。
特に博士課程の場合、返還免除内定制度があります。特に優れた業績による返還免除を、博⼠(後期)課程1年次に内定する制度です。博士課程の場合、入学初年度と終了時の2度、返還免除を受けるチャンスがあります。

自分は借りた奨学金のうち、半額免除を受けることができたよ!
月8万円の奨学金を借りていたから、月4万円の給付型奨学金があったのと同等だよ!
このように、日本学生支援機構の奨学金制度は、大学院生にとって重要な経済支援手段となっています。
特に、無利子の第一種奨学金は利用者が多く、返還免除制度も整備されているため、経済的な負担を抑えながら学業に専念できる環境が整っています。
奨学金を活用することで、より充実した研究活動を実現できるでしょう。
まとめ
今回は大学院進学時の日本学生支援機構(JASSO)の奨学金について大学院在学時の経験を交えて解説しました。
大学院は修士課程、博士課程ともに時間を捻出することで充実した研究生活を送ることができます。利用できる経済支援を利用して余裕のある研究計画を立てましょう!