新卒社員は就職先の会社でいつまで働きたいか?1社定年まで勤務のメリット・デメリット

どうも、Dr.御餅月です!
本日は新卒社員は就職先の会社でいつまで働きたいと思っているのかというテーマで、同じ会社で長く働くこと、転職することについて考えていきたいと思います。
現代の就職市場は、従来の「定年までの勤務」から「チャンスがあれば転職」への意識変化が進んでいます。新入社員のどの程度の割合の人が就職先の会社でいつまで働きたいかを通して、具体的な数字を交えながら、働き方の現状を解説します。
- 就職面接対策としてキャリアプランをイメージしたい方
- 就職して実際に働きだしたはいいものの、まわりの人が転職するつもりなのかどうかよくわからない方
新入社員は就職先の会社でいつまで働きたいか?
企業文化と職場環境の意義
企業の価値観や慣習は、従業員の働く意欲や成長に直結します。組織内の信頼関係が、日々の業務に好影響を与えます。円滑な情報共有と意見交換は、職場全体の活力向上に不可欠です。互いの協力で働きやすい環境が整います。

就職活動をしている時に自分が一番重視していたのが会社の雰囲気だよ!人生の中でも仕事をしている時間は長いよ!
世間的にすごい会社でも職場がギスギスしていたら、人生のほとんどがギスギスしていることになるよ!
調査結果に見る若年層の意識変化
従来は「定年まで」が主流でしたが、現代は変化に柔軟に対応する意識が高まっています。最新調査データは、従来の定年勤務志向と比較して大きなシフトが生じていることを示唆しています。以下のグラフは、東京商工会議所がおこなった新入社員に対して行った「就職先の会社でいつまで働きたいか」という調査結果です。

2021年~2025年のデータでは「定年まで」と答えた割合は減少傾向、「チャンスがあれば転職」、「将来は独立」、「時期をみて退職」と答えた割合が増加していることがわかります。
「定年まで」、「チャンスがあれば転職」と回答した割合に着目して、2015年と2025年を比べた表を以下に示します。
選択肢 | 2015年度調査 | 2025年度調査 | 変動 |
---|---|---|---|
定年まで働く | 36.3% | 24.4% | -11.9ポイント |
チャンスがあれば転職 | 11.6% | 25.7% | +14.1ポイント |
この表から、定年まで勤務する意向は約11.9ポイント低下する一方、転職希望の意識が大幅に上昇していることが分かります。

2025年度では「定年まで働く」、「チャンスがあれば転職」と答えた新入社員の割合は約25%とほぼ同数となったよ!
最近は転職のサイトの広告を見ない日はないくらいだから、メジャーな選択肢なんだろうね!
長期勤務のメリットとデメリット

就職後、長く1つの会社に勤める場合どんなメリット・デメリットがあるでしょうか。
長期勤務のメリット
経験の蓄積と専門性の向上
同じ職場で長く働くことで、業務の深い理解と技術向上が期待できます。

どんな仕事も時間をかけないと学べないものがあるよ!
そうやって学んだものは強みになるよ!
安定した福利厚生と昇進
継続的な勤務は、安定収入や充実した福利厚生、昇進の機会を得られる可能性が高まります。

日本の会社もジョブ型雇用を導入しようとしているけど、年功序列な部分もあるよ!
長くいたほうが有利な点もあるよ!
社内ネットワークの拡充
長期的な勤務により、社内の人間関係が深まり、円滑なコミュニケーションやチームワークが強化され、業務効率が向上します。

会社規模によっては拠点が複数あるよ!
他部署や他拠点の数だけ社内での異動先があるよ!
そこで自分に合う環境を探すこともできるよ!
長期勤務のデメリット
成長機会の停滞リスク
固定された環境は、新たな刺激を受けにくく、スキルの多角化が難しくなる場合があります。成長が期待できる職場には長くいるべきですが、これ以上成長できないのであれば新しい環境に身を置くことを考えるのも一つの案です。

転職を考えている場合、次の職場でも役に立つスキルがあると嬉しいよ!そうでなければ、雇う側からしたら給与面、期待面の理由から新卒を雇ったほうが合理的な場合があるよ!
キャリアの多様性獲得の困難性
一社に固執すると、他業種や異なる職種での経験が積みにくくなり、視野が狭まる可能性があり、市場価値の向上に影響します。

会社内では希望する経験が積める部署に即座に異動できるかどうかわかりません。その場合、希望する経験が積める会社に転職するのも一案だよ!
モチベーションの低下とマンネリ化
長期間同じ業務に従事することで、業務内容が固定化し、日々のルーチンに陥りやすいため、やる気や創意工夫が低下するリスクがあります。

やりがいを感じないお仕事をするだけの日々の積み重ねは、人生に疲れちゃうね!
まとめ

いかがだったでしょうか。本記事では、就職先でいつまで働きたいかという問いについて、メリット・デメリットを考察しました。この変化は、企業文化の変動や働く環境、ワークライフバランスの重視など、若年層の価値観の大きな転換を反映しています。さらに、長期勤務には経験の蓄積や安定といったメリットがある反面、成長機会の停滞や私生活への影響などのリスクも存在します。
皆さんも自分がどんな風に働きたいかをイメージして、行動してみるのはいかがでしょうか。